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トランペット奏者の敵、口内炎 vol.1

公開日: : 最終更新日:2011/02/05 トランペットコラム

作成日:2003年1月29日
作成者:管理人

口内炎口内炎
気がついたら口の中に出来てるニクイ奴。
口内炎。口の中を咬んだ後に出来てくる調子のいい奴。
口内炎。木番前日よりによって舌先に出来る憎い奴。
口内炎。顎の奥に出来て顎開けると痛むどうしようもない奴(2003.4.2現在)

誰しも一度くらい苦しんだことがあるこの症状。何とかならないものかと医者を訪ねても、軟膏と胃薬渡されてさっさと帰れと言わんばかり。しかも塗っても塗ってもすぐはがれるノリの悪い軟膏。ひどい人は、直径1cmをゆうに超えるクレーターとなって、演奏はおろか御飯も食べられない始末になってしまうこともあるそうです。そんな人類の、最大から・・・7番めくらいの敵”口内炎”を今回は少し調べてみたいと思います。

ただ、自分は口内炎なのか?という方は、以下のリンクに画像付きの症状診断等がありますので、まずはそちらを御覧下さい。
△みやけ内科・循環器科 口内炎のページ

1)口内炎とは何か

口内炎は、一般的に、口腔内に潰瘍や水泡、糜爛(びらん:ただれのようなもの)が出来たり、粘膜や歯茎が腫れ上がるという症状を示します。個数や頻度は様々ですが、実は口内炎には、主にその原因により、たくさんの分類がされています
そして、その中には重病へと発展するもの、重病発症中の症状として出現するものも少なからずありますので、口内炎にあまりに悩まされている方は、面倒くさがらずに一度耳鼻科や口腔外科、歯科あたりで見てもらうことをおすすめします。(←ここ重要)

まずは、一番一般的で一番困った奴「アフタ性口内炎」です。これは再発性で、統計的に、口内炎が出来たと言えば大概がこれのようです。(医者によって呼称は色々あり)再発性アフタ、習慣性アフタ、口内炎、習慣性口内炎、慢性アフタ性口内炎、慢性再発性アフタなどと呼ばれることもあります)

原因は、残念ながら大概は決定することが出来ません。故に、特効薬もありません。口の中に数個できて痛みますが、しばらくすると自然に消えていきます。2週間程度の場合から、3日程度まで様々なようです。口内炎はあらゆる場所に出来ます。喉に出来ると飲み込みが辛くなります。最悪はやはり舌です。

親が口内炎持ちの場合は、その子どももそうである傾向が強いとされています。ビタミン不足や胃腸の不良、ストレスや疲労等様々な要因が指摘されていますが、臨床的に確定した原因はない、というか原因が複雑にからみ合っていて対処できないというのが、現状のようです。

ただ、どうしようもないですが、その代わりと言ってはなんですが、特にここから大きな疾患に発展することもまず無いです。しかし、自分の口内炎が、このアフタ性口内炎かそうでないか判定するのが肝要です。

カンジダ菌画像カンジダ菌画像

また、微熱等の全身症状やあまりに数が多い等の症状がある場合は、感染性のアフタのこともあります。この場合、ウィルスまたは細菌・真菌の口内炎に発展することが多いので、きちんと診断してもらって下さい。通常のアフタ性口内炎に経験的に処方されているステロイド系の軟膏は、免疫作用を下げることを目的としているため、実際には感染性であった場合に、逆に細菌やウィルスに対する抵抗が無くなり、悪化すると言う状況に陥ります。きちんと、ウィルスや細菌用の軟膏や、抗生物質・抗菌剤等を処方してもらって下さい。

真菌(というかカビ)による感染症で一番ポピュラーなのは、口唇疾患・皮膚疾患でも有名ですが、カンジダ(Candida)菌です。この菌は皮膚や口腔の常在菌です。抵抗力が弱ったときに勢力を増してきたり、抗生物質で他の菌が減ってカンジダ菌が優位に立つと増殖してきたりします。口腔カンジダ症・カンジダ性口内炎と呼ばれる状態になります。特徴としては、患部に偽膜と呼ばれる、簡単にはがれる白い薄皮が出来l、粘膜は赤くなって場合によっては腫れてきます。
その偽膜からカンジダ菌が出れば確定です。

治療としては原因の除去、つまり体力の回復や抗生物質の調整と同時に、治療薬を内服または外用します。

次によくあるのが、口の中を咬んだ後に出来てくる口内炎で、これは”カタル性口内炎“と呼ばれています。胃腸の疾患等が原因として起こるものもこれです。

口の中がむくんでいるとなりやすいそうです。舌を歯にしばらく押し付けて歯形が残ると、むくんでいると言っていいみたいです。
カタル性口内炎は、潰瘍を生じることもあり、ひどい痛みを発することもしばしばです。鎮痛剤等も効きが悪いようで痛む場合はとりあえず医者に行った方が良さそうです。

また、ヘルペス(右下画像)によるものの場合もあります。今回は省略します。

単純ヘルペスウィルス画像

そして、難病を一つあげておきます。それは、粘膜・皮膚・眼症候群(ベーチェット病、 Reiter病、多形滲出性紅斑症候群)です。専門機関での全身の治療が必須です。最初は治りにくい口内炎のみが症状としてあらわれることがままあります。この病気は早く見つけることが必要です。何故起こるのかも分かっていない難病です。
一度に複数できて、治っても次がすぐ出来る場合や、いくつかの口内炎が合体して巨大化する場合、同時に皮膚が荒れたりする等の症状がある場合は、安心料として医者にかかる方がいいと思います。

乳幼児に多い、手足口病やヘルパンギーナ、水痘、麻疹、ジフテリアにも気をつけて下さい。

では、後半では口内炎の薬や早く治す噂、リンク等を紹介いたします。どうぞ御覧下さい。

△vol.2【口内炎の薬と噂とリンクと】へ

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