最近月に下手したら1回か2回しか楽器を触らなかったりします。
久しぶりに楽器を持つと、トランペットの吹き方どころか、どう構えていいかさえ忘れますね(-_-;
やっぱりトランペットは半分以上スポーツだと思う今日この頃です。
というわけでここいらで、なんか気がついたらたくさんあってカオス状態な、当サイトのコンテンツの中から、トランペットの吹き方に関するものをピックアップしてみました。
ちなみに、トランペットの吹き方に対する当サイトの基本方針は、根本のブレスのコントロールができるようになれば、音程・音色・シンコペ・タンギングなどなど全てが改善に向かっていく、というものです(^-^
なので、あんまり細かいテクニック的なものの情報の紹介はありませんので、ご了承下さいませ。
また、直接トランペットの吹き方に関係ない情報も含まれてたりします…。
■ボビー=シュー氏の教え
まずは、Buddy Rich BigBand や Woody Herman など数々のビッグバンドでリード等をこなしてきたことで有名な、ボビー=シュー氏のクリニックページです。
元々は英語ですが、当サイトで翻訳しました。
→BobbyShew氏の略歴についてはこちら(英語)
→ボビー=シュー氏の関連CD一覧はこちら
ボビー=シューがトランペットの吹き方について深く考えるに至ったきっかけは、かのBuddy Rich Big Bandのリードラッパを任された時だそうです(笑)
さすがにボビー=シューも、あの鬼な譜面を延々と吹くのは厳しかったそうで、マジオやクラウド=ゴードンなどの本を漁り読み、MayNardFerugson氏に相談し…と努力し、なんとかしたそうです。
ちなみにエリック宮城氏も、ここのリードラッパをやって苦労をし、夜中に Bobby氏に電話をかけて悩みを相談した経験があるそうです(^^;
そうして現在は、International Association of Jazz Educators にてクリニックや書籍の監修などにも関わる、という教育者としての立場にもいるということです。
ボビー=シュー氏曰く、練習への取り組み方で大切なことは…
「きちんと聞くこと」
「考えてから練習すること」
「猿真似は良くない」
「信じて、自分の音を見つけなさい」
そんなボビー=シュー氏のクリニックのまとめ記事を読みたい方はこちらからどうぞ。
→ボビー=シュー氏の教え 前編
→ボビー=シュー氏の教え 中編
→ボビー=シュー氏の教え 後編
■藤井完(ゆたか)氏の呼吸法研究
東邦音楽大学講師であり、東京芸術大学管弦楽研究部所属、東京アーバンブラスアンサンブル主宰のトランペット奏者藤井氏が、これまでに研究してきたトランペットの吹き方、呼吸法についての成果を各所で書かれています。
大きく分けて、書籍とWebがあります。
書籍は以下の二つです。
『朝練トランペット毎日の基礎練習30分』
『管楽器の呼吸法』
初めての方は、トランペットの吹き方としても、まず朝連トランペットが良いと思います。
管楽器の呼吸法の方は譜面は一切乗っていません。呼吸法の原理のお話がすべてです。
個人的には両方変われるのがいいかと思います(安いし!)
朝連トランペットで練習しながら、家で管楽器の呼吸法を読むイメージです。
管楽器の呼吸法の方は、筋肉の動きとか名称とか、最初はかなり訳が分からないこともあると思いますが、何べんも読んでるとなんとなく分かってきます(笑)
自分はそうしてました。薄いから持ち運びもらくですしねぃ。
Webの方は以下のサイトでコラムを連載しています。
また違った最新の研究などの話があって興味深いです。
また、藤井氏のはちょっと分かりにくい…というかたは、トランペット奏者小原裕樹氏が、藤井氏の研究を噛み砕いたものを公開されています。
携帯電話で読めるバージョンもあります。練習中に読み返すのにもいいのではっ。
→管楽器奏者の部屋(携帯版)
また、直接は関係ありませんが以下のサイトも興味深いです。
→Functional Surgery of the Larynx - Index
■クラウド・ゴードン翻訳者 杉山 正 氏 と、ワールドプロジェクトジャパン 黒坂洋介氏
Claude Gordon氏に師事し、氏の著書『BRASS PLAYING IS NO HARDER THAN DEEP BREATHING』を、「金管演奏の原理―クラウド・ゴードンによる自然科学的解明」という名で翻訳した杉山氏。
氏もWebサイトで情報を公開しています。下記のサイトです。
現在、杉山氏はワールド・プロジェクト・ジャパンの黒坂洋介氏と共に「タングマジック」という奏法クリニックを行っています。
これは、「二カ月でダブルハイCを楽に出そう」を目標に、金管楽器の新しいエクササイズ・メニューを提案するプロジェクトとのことです。
ワールド・プロジェクト・ジャパンとは、残念ながら直前で急逝してしまいましたが、かのメイナード=ファーガソン氏を日本に招待したプロダクションです。
そしてサイトに、タングマジックのレポートが掲載されています。是非。
また、ワールドプロジェクトジャパンには他にも呼吸法に関する情報が掲載されています。
黒坂氏は呼吸法の研究もされているので、その成果という形でしょうか。
下記のページになります。自分はこれを読んでかなり変わりました。
→ワールド・プロジェクト・ジャパン :. 呼吸法について♪ アーカイブ
■中川喜弘氏関連
ブレッカーブラザーズをうならせた、トロンボーン奏者中川英二郎氏を育てた実の親、中川善弘氏のWebサイトです。
「Web Lesson」と「WebJazz Lesson」また、BBSの過去ログが情報の宝庫です。
各所で行われたクリニックのテキストも販売されています。持っていますがかなり使えます。結構しんどい譜面ですが…。トランペットの吹き方やウォームアップ、アドリブの基本など幅広い内容でした。
■そのほか当サイトの記事
当サイトの記事にも、トランペットの吹き方の参考になりそうなものがありますので、こちらもよろしければー。
→ベルカントの心得【トランペット ブログ】
→The Hindu-Yogi Science of Breath
→今宵の冬はアドリブ練習
→1879年当時のアーバン教則本を、全ページ見る方法。
→アーバン金管教本[Arban]やコープラッシュ[Kopprasch]のお手本がMP3で聞ける。
参照サイト:Bel Canto And Brass Playing
Charles Colin Musicに、Bel Canto School についてのレポートのようなものが載っています。
概要としましては、プレイヤーは自分の出している音が美しいかどうかを第一に考え、何よりも重要な基盤としてまず練習すべきである。そして、そのためにはあまり筋肉そのものを直接的に考えるのではなく、自分の出している音が綺麗かどうかと、全体的な演奏イメージを持つといった間接的な方法を取ると上手くいく、という感じです。例えば音が細いからと言って、直接的にのどを膨らませようとするのは逆効果とのこと。
具体的に、面白そうなところを抜粋してみます(^-^
A beautiful tone is regarded as the result of properly functioning vocal mechanics. Anything short of a beautiful tone is attributed to faulty muscular coordination
美しい音は適切な発声メカニズムによる結果です。美しい音が得られないのは誤った筋肉バランスのせいです。
The player can gain control over muscular activity through indirect methods, not by concentrating on any specific muscle activity.
プレイヤーが正しく音をコントロールできるようになるには、間接的な方法を取るべきで、直接特定の筋肉の働きに集中しても上手くいかない。
The most important thing a player can do is to listen for a free, open sound. This cannot be overemphasized. Each player must become sensitive to imperfections of tone.
最も重要なことは、自分の音が自由でオープンなものかどうか良く聞けるかどうかだ。これは無茶なことではない。プレイヤーは各自自分の音質の中で欠けている部分を敏感に感じ取ろうとするべきだ。
A strained, tense sound should not be changed by attempting to open the throat, release tensions, or relax the throat. When a person tries to direct muscular action, it only leads to an increase in tension already present and exacerbates the problem.
細くきつい音を、喉を(直接)開こうとしたり、脱力させたりリラックスさせようとしたりして良い音に変えようとしてはいけない。直接筋肉を動かそうとしても、緊張が増すだけで悪化するだけだ。
Bel Canto masters accomplished concepts of tonal values through imitation. Many times, the teachers set examples for the students. In the case of brass players, I feel it is important for the teacher to play during lessons so the student can learn by comparison
ベルカントスクールでは、音質について”真似っこ”を使っている。教師が例を吹いて与えることが大事だ。生徒はそれと自分の音を比べることが出来るからである。
Relaxation is also important in concentration. Concentration does not mean dig in or try harder. The harder a player tries does not always mean the better they do.
リラックスすることは集中するという点で大事なことだ。集中とは、のめりこんでやることや、より辛い練習を刷るというのとは違う。そういったことは大概よりよい結果をもたらさないことが多い。
といった感じでしょうか。
かなり端折っているので、是非興味のある方は原文をご覧下さい。また、呼吸法に関しては以下のサイトが役に立つかと思いますので、是非是非どうぞ(^-^)
#トランペット吹きの休日
#ワールド・プロジェクト・ジャパン ? 合奏音楽のための国際音楽プロダクション ?: g. 呼吸法について♪ アーカイブ
また、サイトじゃ練習中に読めないし、もっときちんと勉強したい、という方には藤井完氏は書籍を出されていますので、こちらをオススメします。1000円と安い(^-^;
#『朝練トランペット毎日の基礎練習30分』
#『管楽器の呼吸法』
前者が譜面やメソッド付きの入門編、後者が理論をまとめた上級者向けです。後者は理論書ですので特に楽譜などは無いのでご注意下さい。
これを読み返していると、授業も出ずに池袋のYAMAHAで片っ端から教本を立ち読みしていた頃を思い出します。あの頃は必死でしたなぁ…(´-`)。
そのおかげで単位もえらいことに…。
しかし寒くて外で練習するのはもはや無理ですね。
防音室付きの家かはたまたアビッテックスか。
元記事:今日のこいずみ君
多分誰しも一回は興味を持つと思うこれ。
使用上の注意をよく読んでお使いください。
そして、TrumpetersLoungeではマジオとスーパーチョップスについて丁度議論があったようですのでアンカーを。
Trumpeters' Lounge BBS「舌の位置 」
今回は、「息の流れが仕事をするの? 」の巻。
また、一緒に上げられたリンク先の京都大学医学部耳鼻咽喉科学教室、一色信彦氏の報告書「喉頭の機能外科 −とくに経皮的アプローチについて− 」 も、大変興味深いです。声帯に直接侵襲を加える事なく声帯の位置 ,運動性 ,形態 ,物性に変化を与える手術についての考察です。声帯近辺の構造は声帯をはじめとして、とてもデリケートなため、外科的治療が大変難しいそうです。その際の考察の過程で、発生のメカニズムなどについても説明しているので、興味深いと思います。
Acorns Jazz Orchestraから、管楽器奏法の知識と題して、基礎(講師:原 朋直 )、ハイノートに挑戦(講師:エリック宮城 )と2本立ての解説が載っています。どういった形でのお二方のアドバイスか分かりませんが、載せておきます。